こんにちは。日本語教育能力検定試験過去問解説の第4回です。
前回から2週空いてしまい、失礼致しました。
今回は
平成25年度 日本語教育能力検定試験の試験Ⅰ問題14の問4と問5です。
このブログでは、著作権の問題もありますので、問題文を掲載していません。
過去問をお手元にご準備の上、お読みください。
さて、問4は「インドシナ難民」の定義についてです。
「インドシナ難民」とは「ベトナム・ラオス・カンボジア」の三国からの難民を指します。
したがって、この問の答えは「1」です。
インドシナ難民については、こちらの難民事業本部のサイトをご参考ください。
↓
難民事業本部
「インドシナ難民とは」
次に、問5は「日本の難民受け入れ」について問うものです。
正解は選択肢「4」で、日本の難民認定申請数は「2000年代後半以降」「年間千人以上で推移」していますが、「難民と認定される人の数は数十人規模にとどまって」います。
「難民認定申請及び認定者数の推移」については、こちらのページの下部に法務省の資料に基づいて作成された表が掲載されていますので、ご参考ください。
↓
難民事業本部
「日本の難民受け入れ」
こちらを見ると平成25年(2013年)の難民認定数は「6人」ですので、「数十人規模」どころか「数人規模」ですね。
元となっている法務省の発表については、こちらをご覧ください。
↓
法務省入国管理局「
平成25年における難民認定者数等について」(2014.3.20)
もう暫くすると平成26年に関するデータが発表されると思いますので、そちらも要チェックです。
それでは、本日はここまで。
次回は2月22日(日)17:00更新予定です。
宜しくお願い致します。