作家の司馬遼太郎さんについては、その作品は読んだことがなくても、名前を知らないという人は少ないでしょう。僕もまさにそんなそんな一人です。
がんばれ社長!の武沢信行さんがメルマガの中で司馬さんの言葉を引用されていました。
好きな作家があれば小説などという面倒なものを書かなくても読み手にまわればいいので、わざわざ小説を書くのは、自分が最初の読者になるためのものだ、小説を書く目的はそれだけに尽きる、とおもうようになりました。
僕にも小説家・映画監督・シナリオライターなどになりたいと思った時期がありましたが、その頃同じようなことを考えました。ただ、才能のある司馬さんは好きな作家がいないのなら、自分が読みたい作品を書こうと思われたのに対して、僕の場合は、こんなに面白い映画・小説を書いたり作ったりする人がいるんだから、わざわざ才能のない自分が作る必要はない、才能ある人々が作ったものを楽しむ方にまわればよいと思ったのが、まったく正反対ですが。。。
ちなみに、同時期、学者には自分が良いと思える人がいない、だから自分が学者になろううと思って大学院に進学したたわけですが、自分にはさらに能力がないことを思い知って、挫折してしまいました(笑)
参考:
メルマガ「がんばれ社長!」バックナンバー
『司馬遼太郎の世界』文春文庫